フロントのボールジョイント交換
2011-11-16


ストラットの下端、黄色線で囲んだところに自在に動く大きめのボールジョイントが使われています。
これも消耗品で、ガタが生じたり、ゴムのダストブーツが破けてしまったりします。
最悪ガタがあったりすると乗っていて足回りにシッカリ感がないし車検での検査に通りません。
前記事でのアッパーマウント交換でストラットを取り外したこの際に、一緒に交換です。
パーツ自体は、ドイツからの個人輸入で1個28ユーロ、ボルトナット込み。
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「かん合」というはまりかたをしており、簡単には抜けません。
ここは3本爪のプーラーで力をかけてやると「バキン!」と音を立てて外れます。

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えっとこれはもう新品に交換後の写真ですが、勘合を外すとこういう風になっています。の図。
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ボールジョイント旧、新の比較。古いものはゴムブーツに破れが。
レストア時の2008年にゴムブーツだけ日本製の新品につけ換えておいたのに。3年でこうなっちゃうか・・・ううむ。
また、ボールジョイントのねじ部分ですが、サビサビになってしまっていることが多いと思います。
この部分は、ストラットで密閉されているとはいえ、やはり水が入り、ずっとそのままのことが多い部分なので、まず、このねじからナットを外すのに手間がかかる場合があります。
このボールジョイントは、やはり足回りの関節で大事な部分。人間で言えば足のくるぶしの関節みたいなもん。5〜6年に一度は交換したい消耗品といえましょう。

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で、ボールジョイントを新品に付け替えます。13ミリのボルトとナット3セットで。
割りピンを入れる穴があるのですが、適当な棒を差し込んでグイッと回し、この向きに直しておきましょう。
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なぜかというと、コントロールアームを取り付けたときに、こんな風になり、
割りピンを差し込むスペースの関係上、この位置がいちばん差し込みやすいからです。
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割りピンをニッパーやラジオペンチで苦労して曲げて、ナットの回り止めとします。
茶色に見える錆みたいなのは、スレッドコンパウンド。銅粉を混ぜたグリスみたいなもので、ねじが錆で固着してしまうのを防ぐケミカルです。次回ココを空けるときには、必ずサビでぐちゃぐちゃになってますので、固着防止の為に。このあと、サビ保護スプレーをしておきました。

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これでボールジョイント交換はオワリ。
コントロールアームの合わせ目にもスレッドコンパウンド「Anti-Seize Compound」をつけて、
ストラット下端をここにはめます。

次回はやはり足まわりのオマケ整備で
スタビライザーバーのリンクのブッシュ交換です。



[BMW2002_フロントアクスル]

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