三輪原付ジャイロUPの整備
2016-08-16


こんどはウチの原付の修理である・・・。

運転してしばらくすると、スロットルをあけてもなかなか前に進もうとしなくなった。
エンジンの回転はあがっているのに、である。
なにか、駆動系のベルトが「滑ってる」感じ。
発進のさいにたいへんこまるのである。
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しばらく放置だったが、マルニのほうが直ったのでようやく修理に着手。
リア側をばらしていく。
普通の2輪原付であれば、とても簡単なのだが、このバイクはなかなか大変。
でも以前、ドライブベルトを交換したので、いちどバラシは経験済み。
その組みつけのときに、なにかミスがあったと思う。
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タイヤ、ショックアブソーバ、エンジンマウント、エアクリーナーボックス、ブレーキワイヤ等をはずして
ようやくこのように駆動系のカバーをあけることができる。あ〜めんど。

するとどうだ!
駆動系ケースの底に油がたまっているではないか!(やじるし)
本来は、このなかに油がたまっていてはいけないところ。
どこからか、オイルがもれている。
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はずしたケースの片方にもオイルが!!
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この黒いオイルは・・・
実は思い当たることがあり、予想は的中した。
水色矢印の銀色の円盤型パーツが「ドライブプーリー」という実に巧みな部品なのだが
この中身に、以前、黒いモリブデングリスをた〜っぷり塗りこんで組み立てたのがいけなかった。
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このグリスが溶けて、あふれ出し、駆動系ベルトを滑らせていた!というわけだった。
まったく、自分のミスである。マニュアルのグリス塗布量を完全に読み違えていた。
本来はほとんどグリスを塗らないでいいところである。

ところでこの日はとても暑く、35度近い!
整備にスイカは欠かせません。
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一度全てばらし、再度組み立て。
こんどはグリスは詰め込まず、必要な量だけにした。
ドライブベルトの回転方向も間違いなく確認。
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さて原付の駆動系の仕組みですが、これがじつに巧みです。
発明した人はきっと天才。
原付バイクの変速のしくみ
とてもわかりやすいです。動画でみるとさらによくわかる。
なるほど、これが無段変速のしくみなのね。

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しかし、この整備にはオチがあり、
組みあがって試運転してみたら、すべりは当然なくなったのですが、
スタート時にスロットルをあけてもエンジンがぐわん!と吹けあがらず、トトト・・・と「発進がメッチャゆっくり」になってしまいました・・・・。エンストこそはしないのですが・・・
う〜む、組み付けで何かミスったに違いない。
また次にバラして再点検です・・・すずしくなったら・・・


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