924S試乗 高速道路
2016-09-17


エンジンをかけたポルシェ924S。
アイドリングの音は力強く、野太い。かといって「うるさい騒音」ではなく、車好きには走りを期待させる音質だ。いかにも80年代の車で、エンジン制御はもちろんボッシュのモトロニックです、みたいな。

アクセルをあけ、いよいよスタート。
ボディの軽さ、エンジンの排気量もあいまってまちなかの走りは軽快、FRだけにハンドリングもまったく癖無く自然。そしてしっかり働く3速AT→これらの要素から、らく。の一言に尽きる。
そして車線が開いていったんアクセルを踏み込めば力強いトルクとともにぐいぐい前に出ていく。
追い越しもサッとでき、とても好ましい。
この加速感、反応のよさ、軽快感とサウンド。→う〜ん、こりゃたまらん、の一言につきる。

思ったが、この程度のいい車なら、待ち乗りでもサッと乗れるし、普段使いにも問題なく乗れる。
ちょっと買い物、とサンダルでも出かけられそう。
なにせエアコンは強力ですぐ涼しくなるし、電子制御で安定してるからすぐに走り出せるし。
コンパクトで狭い路地に入っていけるし。
フロントビューはおとなしめであまり目立たないし。(リアデザインは目だつが)
街乗り判定は、まったくの合格なのである。

さて金曜の夜は金沢でJAZZフェスの前夜祭があり、金沢まで高速道路に乗った。
北陸自動車道 小杉ICから乗る。道はいつもどおりすいている。会社に帰る営業車ばかり。
3000回転ちょいで時速100kmであるが、車体はまったく安定している。
もちろんハンドルぶれもない。エアコンもばっちり効くし、まったく快適である。
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困ったことに、この程度の回転数ではこの車は満足しないらしく、もっと走りたい、もっとアクセルを踏め、と訴えかけてくる!まさにそういいった乗り心地、フィーリングだ。
高速道に乗って、この車はがぜん生き生きしてきた。
実際、ぬうわ〜ぬえわkmぐらいが、この車の最低巡航速度といった感じで、一般乗用車で感じる時速100kmほどの感覚だ。
ドライバーが感じる速度域設定が、あきらかに日本車のソレとは違う。
2500cc近い排気量もあるだろうが、時速100kmからの踏んだときの中間加速もたいへんよく、スパッ!と追越できる。抜かれた車はサっと抜かれ、そしてあのリアビューを見るから、「ああ、スポーツカーだから抜かれて当然、納得」と思うことだろう。
そういった意味でも、精神的にラクである。追い抜きでケチをつけられないクルマなのである。
総合的に こりゃあーーいいな〜〜、で、にんまり〜。
A〜B地点間を最短距離で快適に移動する道具、さすがポルシェ!と感銘を受けた。
この924sはとてスタイリッシュで とても程度も好く、気持ちいいシティ派スポーツカーであった。
実際、こういう車を一台欲しくなってしまった。
コレに長く乗っていると、ぞっこんになり忘れられなくなってしまうので、早くT師匠に返却しなければ(笑)
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不動時PAで休憩。 そのたまずまいから、やっぱり異彩を放つなぁ・・・
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この後、金沢でJAZZナイトを楽しみ、金沢で温泉に入ってから、岐路に着いた。
その帰着時間の早いこと!速い速い!
すんばらしい車である。
これでABSやエアバッグといった安全装備が備わっていれば、もう最高である。
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[日常のこと]

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