K氏の言うとおり!
排気バルブ、すごい汚れていました・・・オイルが燃焼室で燃えるとこんなのなっちゃうのね。
で、バルブスプリングコンプレッサーでバルブ機構を分解。
コッタを外すのに手間取りながら(磁石のピックツールほしくなりました!)
このころにはバルブが曲がってんじゃね〜か??と騒ぎながら・・・分解。
現れたバルブをなにげに手で上下に動かしてみて気づいた。
・・・アッ!!!
画像のとおり、バルブステムシールが・・・バルブと一緒に上下してる!!
つまり、オイルシールが効いていないから、バルブが上下するたびに軸周りから、オイルが燃焼室にドバドバ入っていたのです!!(吸気バルブなので「オイルが吸い込まれていた」といったほうが適切かも)
エンジン不調の原因は、過大なオイル下がりによるプラグのかぶりでした。
オマケにバルブと一緒に上下するステムシールの動画をアップです。
オイル下がりの原因はこれ!(youtube動画)
まとめますと
油温が高くなりオイルがサラサラになってきたところでバルブステムからオイルが吸い込まれる。
この「過大なオイル下がり」によりエンジンが青白い煙を吐く前に、プラグがかぶってエンジン停止・・・
こういうことだったのですね。
しかし、なんで?なんでステムシールが外れているの????
あとで全部分解してみてわかりましたが、1,2,3気筒すべての吸気・排気側のステムシールが外れていました!でも、外れるなんて・・・ありえないでしょ?これは前にオーバーホールした者の「嵌め忘れ」、人為的ミスに違いない!
と、いうことで、T師は7年来の不調の原因がわかってスッキリ大喜びです。
いや〜〜〜、良かったですね!(腰下が原因じゃなくてよかったね!)
・・・・
次回は、このヘッドを隣市の内燃機屋さんに持ち込んでヘッドのゆがみがないか等の計測、
バルブ掃除、すり合わせ、クリアランスのシム調整などを頼みます。
明日へ続く
セコメントをする