エンジン分解07_コンロッドメタル
2007-10-26


禺画像]
さぁさぁピストンも取り出したので、コンロッドメタルをチェ〓ック!
なんて意気揚々とはいかない現実。
なぁ〓んじゃ、こりゃあ!
まぁ 見て下さい。 けっこう、キてますよ。
表面のコーティングが剥がれ、地金が出てます・・・。
こりゃ全部交換だ。セットで7000円程ナリ。

コンロッドとクランクが繋がるこの部分は大端部とか、ビッグエンドとも呼ばれています。そして、プレーンベアリング(コンロッドメタル)という板状のベアリングが右画像のように嵌まる。
普通ベアリングっていうと、ボールベアリングとか、ローラーベアリングを思いだしますが、ピストンの圧縮爆発でものすごい力が伝わるこの部分にはそんなベアリングでは役不足。そこで、この力を「面」で受け止めるプレーンベアリングというものが使われているのです。なんでこんなものがベアリングなのか?と数年前までは知りませんでしたよ、私。
クランク軸とプレーンベアリングの間のオイル膜が、潤滑にはたいへん重要なわけで、オイルが入るその隙間をオイルクリアランスといいます。この隙間が何ミリか?というのが大変重要なのです。BMW2002のビッグエンドのオイルクリアランスは0.023~0.069mmでなければなりません。たいへん小さな隙間です。
マイクロメータで測って差し引きしたり、プラスチゲージという樹脂製のソーメンみたいなものを使ってクリアランス計測します。

エンジンオーバーホールは計測の連続なのだそうで、それに伴う計測器具も揃えなくちゃならないなぁ・・・
マイクロメータ何種類か、シリンダーボアゲージ、ダイヤルゲージと固定台・・・今持ってるんはスキマゲージとノギスぐらいなもんだしなぁ。
[BMW2002_エンジン]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット